気質、感情、そしてタートルの思考法
トレーダーを理解するとは、その人の感情的特性がトレーディング行動をどのように形作るかを理解することである。これが本記事の背景にあるノートの出発点である。生まれつき一貫したトレーディングを容易にする資質を備えている人もいれば、そうした資質を意図的に築き上げなければならない人もいる。ノートはこれを二次的な課題ではなく、第一級の課題として扱っている。チャートを読む技術やポジションサイズを計算する能力だけでは不十分であり、感情的なデフォルトが誤った瞬間に誤った判断へとトレーダーを押しやるのであれば、なおさらである。 ノートは克服すべき三つの傾向を特に取り上げている:結果バイアス(単一のトレードの結果に過度に注目すること)、直近性バイアス(全履歴に対して最近の出来事を過度に重視すること)、そして未来を予測したい衝動である。これらは珍しい欠陥ではない。人間の認知のありふれた特徴であり、同じ特徴が市場が繰り返し同じように動く理由の説明にもなる。これらのノートに記述されているタートルズは、こうした傾向を回避するように訓練された。彼らのアプローチは感情を消し去ろうとする試みではなく、ルールベースのプロセスの実行に対して感情的反応を無関係にしようとする試みであった。 この捉え方が重要である。常に正しくあろうとするトレーダーは、各トレードに感情的に執着する。統計的プロセスを実行しようとするトレーダーは、プロセスに執着する。ノートは、生存と一貫性に関連するのは後者の姿勢であると明言している。本記事の残りの部分では、各バイアスを順に検討し、それらがどのように相互作用するか、このアプローチがどのように誤読されうるか、そしてそれを実践するために何が必要かを見ていく。
結果バイアス:なぜ正しさが目標ではないのか
結果バイアスとは、意思決定がなされた時点での判断の質ではなく、その結果によって意思決定を評価する傾向である。ノートは、優れたトレーダーは未来に固執するのではなく現在に集中すると述べている。対照的に、初心者は何が起こるかを予見したがる。勝てば自分は正しく予測したと結論づけて英雄気分になり、負ければ自分を愚か者とみなす。ノートはこれを誤りと呼ぶ。 タートルの姿勢は異なる。タートルズは自分が正しいか間違っているかを気にしなかった。彼らは儲かっているかどうかを気にした。市場をちらりと見て金の価格がまもなく上がると宣言する預言者の役割を、彼らは拒否した。彼らの立場は、未来の詳細は知り得ないが、市場行動の特性は予測可能であるというものであった。トレーダーは市場が上がるか下がるか、トレンドがすぐ終わるか二か月後に終わるかを知ることはできない。しかし、トレンドが現れること、そして価格変動のパターンが変わらないことは知り得る。なぜなら人間の感情と認知特性は変わらないからである。 ノートには直感に反する含意がある:ほとんどの場合に間違っているなら、実は儲けるのは容易になりうる。ほとんどのトレードが負けるなら、それは未来を予測しようとしていない証拠である。まさにそのゆえに、どの単一のトレードの結果にも執着しなくなる。どのトレードも負けうることをすでに受け入れているからである。そのような期待があれば、一つのトレードの結果は自分の知性や価値について何も語らない。ノートは率直に述べている:勝つためには、思考を結果バイアスから解放しなければならない。個々の結果は無関係である。戦略に従いながら十回連続で負けることは失敗ではない。それは仕事をうまくこなし、やや運が悪かったということである。
直近性バイアス:最近の過去の引力
直近性バイアスは結果バイアスの裏返しである。ほとんどのトレーダーは未来について考えすぎるのと同じように、過去についても考えすぎる。彼らは自分がしたこと、犯した過ち、失敗したトレードにこだわる。ノートは、この習慣が現在の意思決定に費やせるはずの注意力を消費すると指摘する。 ノートによれば、タートルズは過去の経験から学びつつも、それに苦しめられることはなかった。過去の過ちを自分に責めず、過去の損失をくよくよと考えなかった。彼らはそれらの損失をゲームの一部として扱った。これは歴史を無視することとは異なる。区別は、過去から情報を引き出すことと、過去に感情的に捕らわれることの間にある。 第二の層は、過去をどのように重み付けるかである。タートルズは過去を全体として見て、最近の出来事に特別な重要性を与えなかった。最近の期間は、歴史上の他のどの期間よりも重要ではない。ただより重要に感じられるだけである。その感覚がバイアスである。ノートは、ほとんどの市場参加者がこの直近性バイアスを抱えているため、市場はしばしばそれを裏付けてしまい、最近の出来事が実際以上に重要であるという印象を強めると論じている。直近性バイアスを避ける能力は、成功するトレーディングの重要な要素であると記述されている。 実際には、直近性バイアスはいくつかの形で現れる:短い連敗の後に手法を放棄すること、直近の数トレードをその手法の真の質を代表するものとして扱うこと、あるいは現在の市場レジームが無期限に続くと仮定することである。これらはいずれも小さなサンプルを大きな結論に変えてしまう。ノートの矯正策は枠組みを広げることである:長い一連のトレードにわたってパフォーマンスを判断し、現在の瞬間を直近数週間ではなく広範な歴史と比較することである。
予測衝動と確率的思考
第三のバイアスは予測したい衝動である。ノートはそれについて率直である:予測したい衝動を克服することは、トレーダーが行わなければならないことである。代替策は、予測ではなく確率で考えることである。著者のタートルプログラムでの実績を聞いた友人たちは、次に特定の市場がどちらの方向に動くかを繰り返し尋ねた。有名な訓練グループの一員で先物取引で数百万を稼いだ者なら、未来について確固たる見解を持っているに違いないと彼らは思い込んだ。標準的な答えは期待外れであった:「わかりません」。そしてノートは付け加える、その答えは正直であったと。推測は可能であったが、その推測への自信は正当化されなかった。著者は市場の方向性を予測しようとする習慣を意図的に抑制した。 ノートは、確率的思考がいかに珍しいかを指摘する。保険会社のアクチュアリーででもない限り、人はめったに確率で考えない。何かが可能か不可能かは考えるが、どれほど起こりそうかは考えない。まさにこれが、保険会社が不確実なリスクに対して補償を販売できる理由である。ハリケーンがあなたの家をなぎ倒すことは、そうしたリスクである:熱帯の海域の近くに住んでいれば、ハリケーンがあなたに影響を与える何らかの確率があり、強力なハリケーンが家を損傷するより小さな確率があり、それを破壊するほど強いハリケーンが到来するさらに小さな確率がある。 トレーディングも同じ種類の不確実性に満ちている。あるトレードが儲かるかどうかはわからない。せいぜい、長期的にはリターンがリスクを上回ると信じることができる。その信念は結果の分布についての言明であり、次の単一の出来事についての主張ではない。ノートの要点は、予測衝動が確率的プロセスを感情的プロセスに変えてしまい、感情的なバージョンははるかに一貫性のない実行を生みやすいということである。



